【ＡＸ】観測手簿の較差の算出方法
下記の例を参考に観測手簿の較差の算出方法についてご説明いたします。
[水平角]
・倍角
1 回目：15″+10″＝25″
2 回目：20″+15″＝35″
・較差（正-反）
1 回目：15″-10″＝+5″
2 回目：15″-20″＝-5″
倍角差（最大倍角－最小倍角）：35″-25″＝10″・・・①
観測差（最大較差－最小較差）：5″-(-5″)＝10″・・・②
[鉛直角]
高度定数（正方向の鉛直角+反方向の鉛直角-360°）
90°10′20″+269°50′00″-360°=20″
89°53′00″+270°07′10″-360°=10″
高度定数差（最大高度定数－最小高度定数）： 20″-10″=10″・・・③
[斜距離]
較差（セット内）１セット内での最長距離－最短距離
66.144-66.143=0.001(m)=1㎜
66.143-66.142=0.001(m)=1㎜ ・・・④
較差（セット間）セット間の平均値の較差(最大値－最小値）
(66.144+66.143)/2=66.144
(66.143+66.142)/2=66.143
66.144-66.143=0.001(m)=1㎜・・・⑤
2014年6月23日
