【Multi-X CAD】GPSによる地形観測
GPSを活用した、地形観測(電子平板機能)の手順をご紹介します。
※この機能は、観測オプション及び、GPSコントロールオプションが必要です。
[観測]ー[使用機種の設定]をクリックし通信条件を合わせます。
※GPS機器からNMEAフォーマットのGGA、GGK信号を利用します。
[観測]ー[GPS環境設定]をクリックします。
データを取り込む際の、品質条件を設定します。
”RTK”では、FIX状態のみ取得を許可します。
”DGPS”では、DGPS及び、FIX状態の時に取得を許可します。
[GPSアンテナ]は、”表示”にしておきます。
さらに、[機種設定]に進みます。
[データ取得数]で平均するデータの数を入力します。
”10”と入力すると、約10秒(10回観測分)のデータを平均し、結果を観測に利用します。
[アンテナ定数]では、必要に応じて、アンテナ定数を入力します。
続いて、[GPS制御の接続]をクリックします。
実際に、GPS機器側からデータが流れてきていれば、値がリアルタイムに変化します。
[アンテナ高]を入力します。この値は、観測画面の[目標高]と連動しています。
新規で観測する際に、CAD画面上にデータがない場合は、ここで、位置の基準をつくるために、[測点登録]を押し、1点観測します。
観測後、[測点名]を入力します。
[観測]ー[TS器械点の設置]に進みます。
さきほど、観測した点をCAD画面上にプロットします。
[器械点][後視点]を取込より、プロットした点を指定します。
[TS接続]をクリックし、観測を開始します。
現在地がアンテナマークで、リアルタイムに表示します。
この後の観測手順は、光波を用いた観測と同様です。
2014年8月8日